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一棟もの不動産経営収支について

大部分の大家さん達にとって、一棟もの不動産経営の目的は収支を黒字にすることです。

中には節税対策でやっているので、赤字でもかまわないというお金持ち大家さんも
いらっしゃいますが少数派でしょう。

また、青色申告等で経費を乗せるだけ乗せて税務上は赤字にしている大家さんも
いらっしゃいますが、ここでは新築物件と中古物件の実例をあげて、
単純な収支として比較してみます。

年間収支 = 年間家賃収入 −  固定経費 - ローン返済額

※固定経費についてはこちらをご覧ください。

実例1

価格が10,000万円、利回り7%の新築一棟もの不動産を自己資金2,000万円(借入額8,000万円)
金利2.3%、30年ローンを組んで購入した場合。(取得に関わる諸経費は除く)

年間家賃収入が700万円、固定経費が70万円、ローン返済額(元利)が369万円ですので、
年間収支は261万円の黒字になります。
所得税等を考慮に入れなければ、月額で約21.7万円のキャッシュフローが生まれることになります。

実例2

価格が10,000万円、利回り9%の中古一棟もの不動産(築15年)を自己資金2,000万円(借入額8,000万円)
金利2.5%、20年ローンを組んで購入した場合。(取得に関わる諸経費は除く)

年間家賃収入が900万円、固定経費が100万円、ローン返済額(元利)が508万円ですので、
年間収支は292万円の黒字になります。
所得税等を考慮に入れなければ、月額で約24.3万円のキャッシュフローが生まれることになります。

実例3

価格が10,000万円、利回り10%の中古一棟もの不動産(築20年超)を自己資金2,000万円(借入額8,000万円)
金利3%、18年ローンを組んで購入した場合。(取得に関わる諸経費は除く)

年間家賃収入が1000万円、固定経費が120万円、ローン返済額(元利)が575万円ですので、
年間収支は305万円の黒字になります。
所得税等を考慮に入れなければ、月額で約25.4万円のキャッシュフローが生まれることになります。

上記を比べると実例3が一番有利なように見えますが、あくまで稼働率100%と仮定した場合ですので、
新築の方が稼働率が高いことや借入年数が有利なことなどを考慮すると、実際の収支は実例1の方が
高い場合があります。

ご検討中の物件のキャッシュフローを知りたい方は以下の物件収支シミュレーターをご利用ください。

物件収支シミュレーター




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